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事業内容

事業内容 INTRODUCTION

金型を通じて
新たな価値を創造する

岐阜多田精機、岐阜多田精機山県工場、名古屋多田精機、福岡多田精機の4拠点を展開し、金型の設計・製造を中心に、研究開発から自社製品販売まで幅広い事業を行っています。創業以来60年以上積み重ねた経験と高度な技術で、お客様の製品づくりをトータルでサポートし、金型を通じて社会のニーズに応える新たな価値を創造しています。

金型設計・製造 MOLD MANUFACTURING

多田精機グループは、プラスチック射出成形用金型、ダイカスト鋳造用金型を設計・製造する金型メーカーです。
多種多様な金型を幅広い分野のお客様へ提供しています。

多田精機の
金型製作の特徴

事業内容

01.

一貫体制による高品質な金型製造

素材へのこだわりから、鋼材を黒皮の状態で調達し、プレートやブロック製作に必要な六面削り、六面研磨といった工程も内製化。鋼材の焼入れ焼戻し、表面処理(窒化処理、シボ加工等)に至るまで、金型製造の全工程を一貫して自社で行うことで責任の所在を明確にし、高品質な金型をお届けします。

事業内容

02.

現場での使いやすさを考慮した設計

製品部におけるFP(フールプルーフ)を徹底し、誤組を防止。金型から製品を押しだすエジェクターピンとスライドの干渉など、現場で起こりうる問題を設計段階で考慮することで、作業効率と安全性を向上させています。金型の構造を熟知した設計者が、お客様の視点に立って設計・製造する、使いやすさを考慮した金型が強みです。

事業内容

03.

徹底した寸法管理による
メンテナンス性の向上

徹底した寸法管理のもと、高精度に製作された部品で金型が構成されています。そのため、すり合わせなどの調整作業(金型仕上げ)を最低限に抑えられ、部品組み込み時の累積交差はごくわずか。0~0.02mm程度の微調整で対応可能です。この高精度な部品構成により、長期使用や海外拠点での使用においても、メンテナンスや設計変更を容易に行うことができ、安定稼働に貢献します。


多田精機の金型は
こんな製品を支えています

自動車関連

【プラスチック射出成形用金型】
アウトサイドハンドル・サンルーフメッシュ関連・インパネ周り・樹脂バンパー・給電口 など

【ダイカスト鋳造用金型】
ロックボデー・ルーフレール・ステアリング など

住宅設備関連

【プラスチック射出成形用金型】
シャワーヘッド・水洗レバー・トイレ便フタ・吐水口 など

その他

【プラスチック射出成形用金型】
スポーツ用品・文具・鑑識用部品 など

【ダイカスト鋳造用金型】
弱電設備関連 など

研究開発 DEVELOPMENT

長年培ってきた高度な金型技術を基盤に、新たな価値創造を目指し、さまざまな研究開発に取り組んでいます。
ここでは、その技術力を結集して生まれた製品の一部をご紹介します。

デザイン性を追求した金型

リアル意匠金型

素材のリアル感を追求した加飾技術です。

高精細なCGデザインソフトを活用し、革、布、木目、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)などの模様を革張りのシワやステッチに至るまでリアルに再現。最先端のレーザー加工機で金型へ彫り込み、素材の持つ質感を最大限に引き出します。従来の加飾方法では難しかった複雑な曲面にも対応可能です。

多色成形金型

二層に成形することで高い質感と立体的な加飾を両立。レーザーアブレーションにより微細な模様を表現し、二層に重ねた樹脂の厚みを変化させることで色調をコントロールすることができます。一次成形の凹凸と二次成形の色調の組み合わせにより、デザインの自由度を飛躍的に高めます。

また弊社では日本で唯一の型内塗装成形機を保有しており、成形と塗装を1台で完結することが可能です。生産プロセスを大幅に短縮できるため様々なメリットがあります。


高機能・高精度を
実現する金型

多段抜き・
多段スライド抜き金型

複雑な形状を、三段階スライドで高精度に成形。通常、一度で抜けないアンダーカットも、親・子・孫スライドを連動させた多段抜き機構で実現します。金型開閉のみで作動するメカニックカム駆動で精密な動きを制御。難易度の高い金型づくりを目指し続け、これまで不可能だった複雑な製品設計を可能にしました。

PL段差レス金型

金型のPL面(パーティングライン=金型の合わせ面)の精度を極限まで追求。0.001mm単位の徹底した寸法管理により、パーティングラインが目立たない、滑らかな成形品を生み出します。めっき時に発生する「めっきの花」を抑制するだけでなく、流体の漏れを防ぐOリングのシール性向上にも貢献します。

回転抜き金型

直線抜きでは対応できない複雑なアンダーカット処理を、回転抜きで解決します。経験と実績に裏打ちされた回転抜きの技術は、カムシャフトやはすば歯車など、多様な製品に活かされています。メカニック駆動による金型のほか、モーター駆動やメカニックスクリュー駆動のネジ抜き金型も製作しています。

金属部品の樹脂化

金属部品をPPS樹脂化し、70%もの大幅なコスト削減と80%もの重量削減を実現。課題となるガス抜きにも、独自の脱気弁機構で対応し、高品質を維持します。入れ子間の隙間やPL面の精度を極限まで高め、バリのない製品を提供します。

【京都大学とのサポイン事業】
トポロジー最適化設計

製品の機能と強度を維持しながら、最適な形状をコンピューターで導き出す設計手法です。無駄を徹底的に排除することで、軽量化に大きく貢献します。成形性や金型成立性が考慮されない場合もあるため、長年培ってきた加工技術を組み合わせながら、量産性も考慮した、最適な製品モデルをご提案します。

サポイン事業とは、経済産業省が実施する「戦略的基盤技術高度化支援事業」の通称で、中小企業の研究開発や販路開拓を支援する補助金事業。「トポロジー最適化設計」においては、国立大学法人京都大学のほか、株式会社豊田中央研究所、国立大学法人東北大学、株式会社ナガセインテグレックス、アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 、株式会社くいんととともに研究開発に取り組んでいる。 

【岐阜大学との産学連携】
スマート金型

金型内にセンサーを組み込み、温度や圧力などのデータをリアルタイムで収集・解析。加工条件を常時監視することで、成形の違いに関わらず同一品質の成形が可能となりました。また、成形不良を瞬時に判断し選別することも可能です。不良品削減や省人化、生産性向上を実現する次世代金型として期待されています。

自社製品販売 OWN BRAND PRODUCTS

事業内容

monoplus(モノプラス)

金型技術とノウハウを活かして開発した、自社製品ブランド「monoplus(モノプラス)」。サポートチェア・スマイルは「笑顔で座る」をコンセプトに、金型メーカーならではの視点から、使いやすさと耐久性を両立させた、姿勢保持をサポートする製品です。特別支援学校や小学校での学習、自宅での食事など、さまざまなシーンで正しい姿勢をサポートします。